本日神奈川県の創業補助金の第2次採択で、
当事務所が支援した介護事業者の会社が無事採択されました。
嬉しいですね!
ただ、当事務所は現在認定支援機関の申請準備中(現在中小企業大学校で認定支援機関のための講習を受講中です)のため、
横浜銀行小田原支店と連携して行わせていただきました。
介護事業者なので、デイサービスのわけですが、
デイサービスのサービスメニューはご存知の通り、
法定されていますので、
通常、「新規性」を認めることができません。
しかし、
当事務所は、雇用拡大と、組織構造の点で新規性を
打ち出して無事採択を得ました。
テーマはズバリ!「介護人材の専門教育を受けた若者世代による介護事業の創業」です!
創業融資で1400万円、補助金で200万円
我ながら素晴らしい仕事をしています!
これで当事務所は、
小規模事業者活性化補助金(りそな銀行)→ものづくり補助金(常陽銀行)→創業補助金(横浜銀行)
と順調にすべて申請しお客様を採択に導いてきました。
まだ、認定機関に登録していないのに・・・もうこんなに実績を積みあげてしまった・・・
まあ・・・・
嬉しい限りです!(認定支援機関の同業者の皆様、ごめんなさい)
さて、それはさておき、
創業融資の方の新しい成功の報告ですが、少ない金額かもしれませんが、300万円を政策金融公庫で成功しました。
追加融資の形式なので、金額は今回少ないです。この方は信用保証協会と併せて、総額1,300万円を成功しました。
次に、かなり腹が立ったことです。
ある創業者の融資を700万円成功させたのですが、
そこの経理を担当する会計事務所の会計士の方が、私の事業計画書を見て大笑いしたそうです。
「こんなので成功するなら、俺がやればもっと多く成功する」
と豪語されたそうで、お客様からクレームを受けました。
なんでも、その方は政策金融公庫にとても強いそうなので、もっと成功できるとのことです。
・・・・・・馬鹿?・・・・・
私のHPを読んでいただければわかりますが、創業融資の事業計画書の重要性は3割です。
ちなみにその方の創業時の資本金は10万円
創業前の個人通帳の中身はあるお仕事の関係でかなり出入りが激しく、創業者にとてもみえないものでした。
また、同業種の業歴が6年未満です。
まあ、会計士さんだから、「中小企業会計要領に準拠する予定」とする気なのかもしれませんが、
この創業者の方の問題は、
1)売り上げ計画に関して従業員の雇用予定がないため、それほどの運転資金を必要とするのが業種構造から物理的に考えられない。
また、主として借りたい理由が投機的な性格が強い仕入れなので、融資適格性の問題が指摘できる。
2)創業時の通帳の出入りの説明が難しく、創業者と言えるか物議を醸す。
3)ここが重要ですが、創業時の自己資金が、たった10万円である。
以上から、難しいと思うけどなー(大笑)
この指摘事項を公庫や保証協会の担当者に読ませてください。きっと理解していただけると思います。
だから、
どんないい利益計画書いたって、所詮、絵にかいたモチだから、この創業者さんはこれが精いっぱいだったと思います。
私が保証協会なら、「実績を出していただければ追加資金を出しますので、とりあえずこの金額でお願いします」といいますね(笑)
だって、自己資金10万円で、運転資金700万円の融資です。
単純計算で、70倍ですよ!!@@
1,000万円借りさせてしまったら、自己資金の100倍貸したことになるんですよ!
危険すぎるじゃないですか!!??
私でも、これ以上は貸したくないですよ!!
しかも!当事務所は、ちゃんとこの依頼者を「創業者」として扱ってもらいましたよ!
これが大切で、今回の事案では凄いことなんです。
事業計画よりも、今回は創業者要件を満たしていることの証明の方が遥かに厄介だった!
借りられる運転資金の量は、正直ビジネスモデルの形でだいたい決まってしまうのです。
数字を作っても限界があるのです。
それも判らないなんて・・・ちょっとびっくりですね。その会計士さん、無能です・・・。
問題の本質を取り違えているのだから、その先生には、是非、公庫で私のように追加融資にチャレンジしてみるとよいでしょう。
失敗したら、それこそ大笑いですね!!^^ノ
危険な発言はやめた方がいいですよ。
だいたいですね、根本的な問題として、資本金10万円なんかで、なんで会社設立しちゃう業者がいるのかなー?
そんな会社で、運転資金700万円成功したのに、私ならもっと引き出せるとか、笑っちゃうにもほどがありますね。
(いい加減にしておけよ。。。尻拭いする、俺の苦労も考えろよな。。)
ちょっと脱線しますが、
うちの事務所で会社設立すると、神奈川県内だと、どこの銀行でも取り合いになっちゃうことがあるんです。
なんせ、山田事務所ブランドの会社ですから。
私の名前が定款にあると、銀行担当者がすぐに電話かけてきて、「先生のところだから、融資対策できていますよね!?」
と逆に情報提供をお客様の同意のうえで求められることがよくあるんです^^
今回創業補助金を受けた会社も、勿論、山田事務所ブランドの会社で、一度事業計画まで作成すれば、
ジェット機のようにかっ飛んで行くんです。
つまり、創業融資(保証協会→公庫)→許認可→助成金といった感じですね(全部事業計画書の焼き直しで対応できてしまうのです)。
今回も、当事務所の創業融資事業計画に多少の装飾をして助成金の申請書にコピペしてOKです^^ノ
話は元に戻しますが、
みなさん、決して「公庫に詳しい」と豪語するコンサルタントの方の言うことは半分だけ聞いてください。
私だって公庫は完全に把握していない。
なにせ、公庫の担当者すら間違うんですから(実話)
余談:先日も、お客様が公庫に書類を出したら、「自己資金が足りない等だから創業融資の枠では無理かもしれません」といわれて、
びっくりしてお電話が来たのですが、
「その窓口のお嬢さんが間違っていますよ」と指摘してあげたら、やはり面談のときには、ほとんど何も言われずに1週間もかからず契約してくれたそうです。
面白いですね。
ああ、でも公庫の人たちはすごく優秀ですよ。
勘違いしないでほしいのですが、公庫は前述の公認会計士先生の書いた事業計画書なんて、多分、ほとんど見もしないです。
整合性だけチェックするだけです(上司に提出するため)。
見るのは、通帳と融資資格、業種と事業者の経験と能力を勘案した必要資金の推定だけです。
水増しなんてできないし、させないです。
だから、事業計画で劇的に金額は増やせません。
せいぜい、今回の場合なら、会社といっても名ばかりの、実質個人事業なので、
成功したとしても業種的特徴から1000万円の範囲内として、追加300万円出せればかなり公庫が頑張ったといえますね!
1000万を超えるのは資本金と実質の手持資金、知識と経験、業種の特性、経営者の指揮管理能力から無理です。
せめて3カ月程度は間を空けて実績を出して、ほらお金が足りなくなりました。やっぱりもっと運転資金があれば、
もっと儲けられるんですと、証明が必要です。
といっても、業種的に資金回収が早いからかなり難しいと思います。
最後に、
事業計画で大きく融資を引き出せる場合は、個人事業みたいな資本金10万円の会社ではありません。
組織活動ができる、又はもともと業種的に組織性が求められるビジネスモデルが一般的です。
今回のケースでは無関係です。
このような場合は、事業計画で必要資金を割り出します。
(・・・・あ、また余計な事を教えてしまった・・・サービスしすぎですね・・・)